ドジャースへ移籍後も絶好調の大谷翔平選手。
大谷選手の父・大谷徹さんも、かつては社会人野球の選手でした。
現在は、地元の岩手で硬式少年野球チーム「金ケ崎リトルシニア」で監督をされています。
この記事では、大谷翔平選手の父親・大谷徹さんについての情報をお伝えしていきます。
大谷翔平の父親・徹さんは硬式少年野球チームの監督
現在、大谷選手の父・徹さんは地元岩手の硬式少年野球チームの監督をされています。
チーム名は「金ケ崎リトルシニア」
出典:金ケ崎リトルシニア
このチームは2014年に、徹さんが立ち上げられ、花巻東に進んだ、佐々木麟太郎選手(現・スタンフォード大学)も、このチームのOBです。
今、野球界で世界一のスーパースターになった大谷選手の父が監督を務めているチーム。
これは、プレーする選手にとっては夢のような環境ですね。
中学・高校時代
大谷選手の父・大谷徹さんは、1962年に岩手県北上市和賀町で生まれ、父に勧められて野球を始めます。
ただ、中学時代は坊主頭になるのが嫌で、陸上部に所属。
中学2年時には、三種競技A(100m走、砲丸投、走高跳)で県大会入賞の実績を残します。
しかし、明確に個人の優劣がつくことを嫌だったようで、2年生途中から野球部に転部。
そこから、エース兼4番として活躍します。
つまり、父の徹さんも大谷選手と同じように、投打の2刀流だったわけですね。
その後、岩手県立黒沢尻工業高等学校に進学。
高校では、
- 1年生で投手失格の烙印を押され、外野手に転向
- 当初は右打ちだったが、足を生かすために左打ちに転向
このようにプレースタイルも変わりましたが、結局3年間で甲子園には一度も出場はできなかったとのこと。
ただ、黒沢尻工業は、1977年、1983年に夏の甲子園に出場しているので、当時の岩手県では強豪校です。
社会人野球時代
そして、徹さんは、三菱重工横浜野球部のセレクションを受け、入社します。
ここに入社した理由は、黒沢尻工野球部OBの方がキャプテンを務めていたツテとのこと。
1年目、いきなり肩を壊してしまうも、外野手として1、2番打者としてレギュラーに。
「レギュラーとして試合に出ていたのは1年おきぐらい。大した選手ではなかったですけど、主力に近いところではプレーしていました」
引用:https://www.nikkan-gendai.com
そして、社会人時代に同じ「三菱重工横浜」に所属していた、大谷選手の母・加代子さんと出会い、職場結婚。
加代子さんはバドミントンの選手として活躍しており、大谷選手はアスリート夫婦の遺伝子を受け継いでいるわけですね。
しかも、徹さん182cm、加代子さん170cmと、どちらも高身長。
その影響から、大谷選手を含め3人のお子さん全員が高身長になってますね。
父親・大谷徹さんのプロフィールと経歴
出典:毎日新聞
下記が、大谷選手の父・大谷徹さんのプロフィールと経歴です。
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 大谷 徹(おおたに とおる) |
出身地 | 岩手県北上市和賀町 |
生年月日 | 1962年(61 – 62歳)※2024年4月時点 |
身長 | 182 cm |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション |
外野手 |
年代 | 経歴 |
---|---|
中学時代 | 当初は陸上部に所属するが、途中で野球部に転部 |
高校時代 | 岩手県立黒沢尻工業高等学校に進学。投手から外野手に転向し、右打ちから左打ちに変更 |
1986年 | 三菱重工横浜に入社。6年目に現役引退を決意 |
1986年 | 加代子さんと結婚 |
1991年 | 自動車ボディーメーカーに転職 |
1993年 | 岩手県水沢市(現:奥州市)に移住 |
1994年 | 次男の大谷翔平が誕生 |
翔平の小学生時代 | 水沢リトルの監督を務める |
翔平の中学時代 | 一関リトルシニアのコーチを務め、大谷翔平選手を7年間指導 |
2014年 | 金ケ崎リトルシニアを立ち上げ、監督に就任 |
2016年 | 勤務していた自動車ボディーメーカーを退社し、翔平さんのサポートと少年野球指導に専念 |
大谷選手の父・大谷徹さんの経歴を見ても、野球と共に人生を歩まれていることが分かりますね。
大谷翔平が野球に打ち込むキッカケを作った父親・徹さん
それでは、ここからは大谷翔平選手が、野球に打ち込むキッカケを解説していきます。
ヒャァァァァァァ可愛い✨✨✨✨✨👼👼👼👼💗💗💗
— れめちゃむ🤍 (@leme55_) December 5, 2017
親ありて:大谷翔平さんの父 家族そろう夕食時間大切に – 毎日新聞 https://t.co/uKsGAGgDQd pic.twitter.com/J5hzJAWy9p
まだ、この頃は小さいので野球をやっていなかったでしょうね。
それにしても、かわいい幼少期時代です。
神奈川から岩手に移住
大谷翔平選手が生まれる前年の1993年、大谷家は神奈川から岩手県水沢市(現:奥州市)に移住します。
移住の目的は、子ども達のため。
- 子供は成長すれば、それぞれが部屋を欲しくなる。
- 一戸建てを購入しようと思えば、都会ではかなりの大金が動く。
- 田舎であれば土地も安いので、一戸建ても購入しやすい
このような理由から、徹さんの地元である岩手県へ移住されました。
そして、岩手に移住した理由として、こんな理由もあったと徹さんは語っています。
当時、大谷翔平選手は生まれていませんが、長男の龍太さんが小学校に上がる前でした。
そのため、将来的に龍太さんが野球に集中しやすい環境を作りたいという想いがあったのかもしれませんね。
小学2年の秋に父・徹さんがコーチを務めるチームの体験会に参加
そして、岩手に移住した翌年に大谷翔平選手が誕生します。
大谷翔平選手が野球を始めたのは、小学校2年生の時。
地元の硬式リトルリーグ「水沢リトル」の見学に行ったことがキッカケで野球を始めます。
このチームは後に、父の徹さんが監督を務めることに。
その後、大谷選手が中学へと進み「一関リトルシニア」に移ると、徹さんは同チームのコーチを務めます。
こうして、徹さんは、息子の大谷翔平選手を、小学生から中学卒業までの計7年間指導されました。
つまり、大谷選手の野球の最初の指導者は、父の徹さんということですね。
父(徹)と息子(翔平)の交換日記「野球ノート」
大谷選手と徹さんは「野球ノート」という名前で交換日記をやっていました。
大谷くん小3の野球ノート
— jojo (@fd_jojo0078) March 29, 2020
「もも井が気になる」www#ジャンクsports#ohtanishohei #大谷翔平 pic.twitter.com/NjfMs78bGw
野球ノートでは、大谷選手が反省や課題を書き、徹さんがアドバイスや評価を書く。
それを、大谷選手が小学校5年生頃まで続けたと、徹さんは語っています。
サッカーでも一流選手(本田圭佑、中村俊輔など)は「サッカーノート」を書いていることで有名です。
書くことで記憶にも定着しやすくなり、課題も目に見える状態になるんですね。
大谷翔平の才能を開花させた父親・徹さんの指導方針
ここからは、大谷翔平選手の才能を開花させた父・徹さんの指導方針を解説いしていきます。
大谷翔平が今も大切にする、父・徹さんからの「3つの教え」
大谷選手は、父の徹さんから教わった「3つの教え」を今でも大切にしていると語っています。
それが、
- 大きな声を出して、元気よくプレーする
- キャッチボールを一生懸命に練習する
- 一生懸命に走る
この中で、最も印象的なのは「一生懸命に走る」
大谷選手は、豪快なホームランや豪速球だけでなく、内野安打や盗塁も多い選手。
その理由は、父からの教えが原点だったんですね。
プロになってからもお小遣い制
大谷選手は日本ハムに入団してからも、お金の管理はご両親がやっていました。
億を超える年俸をもらっていても、毎月のお小遣いは10万円。
「収入のすべては、ご両親が管理していると聞いています。両親から毎月10万円ほど振り込まれているようです。それも自分の食費とトレーニング代、サプリメント代に使うぐらいで、月末にはお金が余ってしまうそうです」
引用:https://jisin.jp/sport
そして、メジャーに言ってからは、お金の管理は、元通訳の水原一平氏に任せていました。
その結果、水原氏は大谷選手のお金を違法賭博に使ってしまいます。
投稿が見つかりません。この出来事をキッカケに、
「凄すぎる」
「本当にお金興味ないんだ」
「驚くべき事実」
ということが、世界中に知れ渡ることになりましたね。
大谷選手の花巻東の後輩「佐々木麟太郎」選手も徹さんの愛弟子
出典:ANNニュース
そして、大谷選手の出身校「花巻東」の後輩、佐々木麟太郎選手(現・スタンフォード大学)も、徹さんの教え子です。
佐々木選手が花巻東へ進むために、背中を押してくれたのが、徹さんだったとのこと。
そして、佐々木選手は、実の父親が監督(佐々木洋監督)を務める花巻東に入学。
つまり、大谷親子と佐々木親子は、どちらも師弟関係にあるんですね。
これから、アメリカの大学に進学する佐々木選手にとって、兄弟子の大谷選手の存在は心強いでしょう。
まとめ
以上、大谷翔平選手の父親・大谷徹さんについて解説してきました。
最後に簡単にまとめます。
- 現在、大谷翔平の父親・大谷徹さんは硬式少年野球チームの監督
- 父・大谷徹さんも中学・高校時代は野球に打ち込む
- 高校卒業後は「三菱重工横浜野球部」に入社し、大谷選手の母・加代子さんと出会い、職場結婚
- 大谷翔平選手が生まれる前年の1993年、神奈川から岩手へ移住
- 父・大谷徹さんは、大谷選手が小学生〜中学卒業までの計7年間を監督・コーチとして指導
- 大谷選手の花巻東の後輩「佐々木麟太郎」選手も徹さんの愛弟子
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大谷選手、山本由伸選手の所属するドジャースの試合をはじめ、鈴木誠也選手の所属するカブス戦、日本人選手の所属するチームの試合を中心に324試合が生中継されます。